TeXworksで簡単に日本語のドキュメントを使えるための案内。「ptex2pdf.lua」という新しいスクリプトを作成した。このスクリプトでTeXworksの設定が出来るはずだ。
問題
日本化のドキュメントは普通にptex/platex/uptex/等でdviに変更されて、dvipdfmxでpdfに変更されている。そう言っても、TeXworksの設定は、その作成方法を対応していない。
ptex2pdf
この新しいスクリプトで簡単にソースからpdfに変更出来る。
バーション
現在0.8だ。
使い方
ptex2pdf [options] filename
対応のoptions:
- -e: eptex
- -u: uptex, uplatex
- -l: platex, uplatex
- -s: pdfを作成しない
- -i: dviを消さない
- -ot
: 他のtex options - -od
: 他のdvipdfmx options - -h: help
- -v: version
- -od
ダウンロード
TeX Liveを使っている方の場合は、自動にptex2pdfというパッケージがインストールされている。インストールされていない場合は、tlmgr install ptex2pdf
というコマンドでインストールされている。
TeX Liveを使っていない方、ここからダウンロードして下さい:ptex2pdf-0.8.zip、かluaだけ:ptex2pdf.lua
インストール
TeX Liveのtlmgrでインストールされたら、別の活動が必要がない。
マヌアルなインストールの場合は、
ptex2pdf.luaをtexmf-dist/scripts/ptex/ptex2pdf.luaに保存
- Unix: リンクを作成:bin/ARCH/ptex2pdf -> ../../texmf-dist/scripts/ptex/ptex2pdf.lua
- Windows: copy bin/win32/runscript.exe bin/win32/ptex2pdf.exe
mktexlsr
TeXworksの設定
Edit – Preferencesで新しいタイプセッティングの件を下記のスクリーンショットのとおりに加える
その後簡単に使えるはずだ:
開発場
github: ptex2pdf