トスカーナの小旅

先月のウイーンの出張の時、一つの週末を使っトスカーナのてシエーナへ戻った。「戻る」というのは、本当の気持ちを伝えている。2005年から2007年までシエーナに住んでいた時、一杯心に近い友達が出来て、特に南トスカーナの中よく旅していて、この地方は僕の「ハイマット」、僕の里になった。いつものとおり、ウイーンから夜行電車でフィレンツェへ行って、早朝に着いてバスに乗り換え、朝の柔らかい光の中フィレンツェから南の丘に入ると、思い出が溢れて涙が出る。

今回うちの妻にそれを少し見せてあげたかったけど、住んでいないといけない。。。

土曜日の朝着いたから、ずっと友達と話して、昔の大家さんを訪ねて、一緒に自家製の昼御飯を食べた。もちろん、コーヒー、本当のエスプレッソが何杯も飲んだ。土曜日の晩御飯友達が一杯を集めて、アペリティフを飲んでから、田舎のレストランの美味しいイタリアの料理とお話を遅くまで楽しんでいた。日曜日の朝、友達の車を借りて、最初ピエンツァへ。そこのテラスから何回もワインを飲みながら、ヴァル・ドルチャの風景を吸うて喜んでいた。

ピエンツァからもう少し南の方行って、特徴的な風景が一杯広がっている。ここの柔しくて、広くて、緑が溢れている地方は珍しいと思う。日本の生活の百パーセントの逆向きに、ここの住民が急いでないし、よく座ったまま景色を見るし、ゆっくり歩いてるし、全く時間があるという感じに生活を送っている。もしもトスカーナの地方に葡萄畑とオリーブ畑が多くて、両方が時間かかるからとかもしれない。だって、オリーブ木を植えてから、後代は実を取れるもんだ。急がなくていい!

温泉が大好きな僕らは、「Bagni San Filippo」の「フォッサ・ビアンカ」(白滝)へ続いた。そこの滝は湯の花で出来ていた。森の中、お湯が流れている谷の中、この滝は幻想的な景色だ。

滝の下部に人々は小さなたらいを作って、落ちて来るお湯を浴びっている。ここも、何回も入った事があるけど、今回はちょっと無理だった。残念。

次の停は「Abbazia di Sant’Antimo」だ。900年の古い教会て、そこの修道士は毎日グレゴリオ聖歌を歌っている。古くて、ワビサビの感じの教会の中に修道士の歌を聞くのは、神聖的な経験だ。

シエーナ戻る前にモンタルチーノへ。有名なワインだけじゃなくて、この小さい町は一杯妙趣を持っている。小さいお店、狭い道、古い砦等の上に美味しいトスカーナ料理を出してるレストランも。

砦を登る入口はエノテーカからのだ。そこ高いワインに慣れている僕も、ちょっとビックリした:2400Eurのワイン。飲みたいけど、払えない。普通の「ビオンティ・サンティ」を買っても高い。いつかね。。。

夕方になった。夜の8時のバスに乗らなくちゃいけない。また涙が出ながらシエーナへ帰る。最後の短い時間心友人と一緒に過ごす。今度、いつか会えるって、悩んでいる。

シエーナの人々、トスカーナの綺麗さ、全部僕の心に懐いて忘れない。七年前トスカーナから出たのに、まだ里の感じが強い。不思議だ。戻る。

他の写真を「Southern Tuscany March 2014」の写真ギャラリーを見てください。

2 Responses

  1. kida says:

    「朝の柔らかい光の中フィレンツェから南の丘に入ると、思い出が溢れて涙が出る。」
    なんて美しい文章なんでしょう。
    トスカーナは本当に美しいところなんですね。
    ノルベルトの心の故郷を知ることができてとても嬉しいです。

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